任意整理すると車ローンが残っている車は失う?

「任意整理したいけど車ローンが残っていて気になる」

「車ローン完済前に任意整理すると車はどうなるの?」

任意整理をしたいけれども車ローンが残っているという人にとって、車を残せるかどうかはかなり気になるところですよね。

任意整理なら車ローン完済前でも車を残せる

債務整理には、「任意整理」「個人再生」「自己破産」といった種類があり、それぞれメリットやデメリットが異なります。

車ローンが残っていて「車を失わずに債務整理したい」と考えている人なら、この中では任意整理が最適です。

任意整理とは?

任意整理とは、弁護士や司法書士にあなたの代理人となってもらい、お金を借りた会社と直接交渉する形で進める債務整理です。

任意整理をすると、利息や遅延損害金を0円にしてもらったり、返済期間を60回払い程度の長期に設定してもらったりでき、月々の負担を大幅に軽くすることが可能です。

例えば、150万円の借金がある人の場合、一般的には利息を含めて毎月54000円程度、総額195万円程度を返済しなければなりません。

しかし、任意整理をすると利息の約45万円は支払う必要がなくなり、毎月の返済額も25000円と、任意整理前と比べて半分くらいの負担で済むようになるのです。

任意整理では借金の元本を減らすことはできませんが、上の例のように毎月の負担を軽くすることで、借金完済を容易にすることが可能です。

なぜ任意整理なら車を残せるの?

任意整理の大きなメリットとして、整理したくない借金は対象から外せるという点があります。

つまり、車ローンが完済前の人なら、車ローンを対象から外して他の借金だけを任意整理することで、車を残して借金を減らすことができるのです。

後述しますが、個人再生と自己破産は裁判所を通す法的な手続きであるため、すべての借金を平等に整理しなければならないというルールが厳しく適用されます。

そのため、個人再生や自己破産では車ローンだけを対象から外すということができず、結果として車を失うことになるケースがあります。

任意整理できる人の条件は?

任意整理では利息や遅延損害金はカットしてもらえますが、借金の元本そのものを減額してもらうことはできません。

そのため、任意整理ができるのは借金の元本を60回払い程度で返済できるだけの収入がある人に限られます。

例えば、毎月3万円くらいなら返済に充てられるという人であれば、借金額180万円くらいまでなら任意整理で解決できます。

逆に、借金が300万円あるけれども毎月5万円を返済に充てるのは難しいという人の場合は、返済ができないので任意整理は選べません。

また、病気やケガで働けない人や失業中の人の場合は、返済が必要となる任意整理や個人再生はできないので、借金自体がなくなる自己破産を選ぶことになります。

まとめ

・債務整理の中でも任意整理を選べば車ローン完済前でも車を失わずに済む