自己破産時に任意売却をするやり方とは?

家を任意売却する場合、自己破産を申し立てる前に任意売却を行ってしまった方が、多くのメリットを受けられます。

ここでは、自己破産前に任意売却をする場合の流れや注意点について説明していきます。

不動産会社に相談する

まず、任意売却に対応している不動産会社を探して相談します。

そのときは、借金の状況や家計の事情、住宅ローンの滞納があるかないかなど、現在の状況を不動産会社に伝えてください。

そうした情報をもとにして、不動産会社が売却方法や売却のスケジュールを考えてくれます。

その後、不動産会社に家の査定をしてもらいます。

査定額に応じて販売価格を決めることになりますが、販売価格はあなたと不動産会社に加えて、住宅ローンを借りたローン会社とも相談して決める必要があります。

問題がなければ、不動産会社と契約を結びます。

販売活動を行う

ローン会社から許可を取ったうえで、家の販売活動を始めます。

一般的な家の販売と同じように、物件情報サイトなどに家の情報を掲載して、買い手が現れるのを待ちます。

家の内覧がある場合もあるので、家の中はできるだけきれいにしておきましょう。

売買契約を結ぶ

買い手が現れて価格で合意できたら、ローン会社の許可を取ってから売買契約を結びます。

その後、賃貸物件への引っ越しを済ませて、家を買い手に引き渡します。

このときの引っ越し費用は自分で立てておくことになりますが、任意売却の売上の中から後々受け取ることができます。

自己破産の準備

任意売却が終わったら、弁護士事務所や司法書士事務所を探して事前相談に行きます。

相談をして自己破産が最適だということになったら、正式に契約を結んで裁判所に自己破産を申し立てる準備に入ります。

自己破産の準備は主に書類集めで、以下のような書類が必要となります。

・給与明細書(23カ月分)または確定申告書

・源泉徴収票

・課税証明書または非課税証明書

・通帳またはWeb通帳のコピー(2年分)

・家計簿(13カ月分)

・賃貸借契約書

・退職金見込額証明書(退職金がもらえる見込みの人のみ)

・保険証券や保険の解約払戻金計算書(解約払戻金がある保険に入っている人のみ)

・車検証や査定書(車を持っている人のみ)

20万円以上の財産の査定書(財産がある人のみ)

家計簿を事前に作っておくと、申し立て前の準備期間を短縮できます。

自己破産の申立

書類が準備できたら、裁判所に自己破産を申し立てます。

財産がなく同時廃止になる場合、申し立てをした当日に裁判官との面接が行われます(裁判所によっては、面接なしで済むこともあります)。

申立を行った後は、2~4週間程度で手続きが終了し、借金がなくなります。

家の他に財産があって管財事件になる場合は、申立を行うと破産管財人として選ばれた弁護士との面接が行われます。

その後、破産管財人によって財産の調査や売却処分に加えて売上の配当が行われ、問題がなければ4~6カ月程度で手続きが完了して借金がなくなります。

 

 

まとめ

・任意売却では不動産会社と契約して販売活動を行い、買い手が現れたら販売契約を結ぶ

・任意売却後は書類を集めて裁判所に申立を行い、自己破産をする

・自己破産の手続きにかかる期間は同時廃止で24週間程度、管財事件で46カ月程度